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【Excel】XLOOKUPのご紹介
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投稿者: ntanakaさん
投稿日:2021/07/19 20:23
更新日:2021/07/19 20:57
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分類
技術
テクノロジー
全般
キャリア
運用・保守 / テクニカルサポート
投稿内容
Excel技術に関して、有益そうな情報を共有させていただきます。

【XLOOKUPのご紹介】

■環境
Microsoft365が使える環境
※Microsoft365のみで使用できます。Office2019 など、パッケージ版のExcelでは現在サポートされておりません。

■概要
XLOOKUP関数とは、Excelの表から、特定の情報を検索条件に、対応する戻り値を取り出すことができる関数です。
例えば、社員の名前を入力したら、その人の部署名を取り出せる、といった具合です。
特にXLOOKUP関数は、「列」を参照するVLOOKUP、「行」を参照するHLOOKUPのハイブリッドのような機能を持ち、
より柔軟な引数指定ができるようになりました。

VLOOKUP・HLOOKUPについては以下の記事で紹介しています。


・VLOOKUP

https://www.miraclejob.com/recommend/detail?cd=2441

・HLOOKUP

https://www.miraclejob.com/recommend/detail?cd=2445


■引数
=XLOOKUP(検索値,検索範囲,戻り値)
下図は、XLOOKUPで「名前」列から「部署」列を取り出す設定です。

=XLOOKUP(B2,B5:B11,C5:C11)

・検索値=田中太郎(検索する際に起点となるセル。この例では、B2の田中太郎を参照してC2に結果を出したいので、B2を指定します)

・検索範囲=田中太郎が入っている「名前」列を指定。
 ※VLOOKUPのように検索範囲の設定後に「列番号」を指定する必要がないため、検索範囲は「名前」列のみで問題ありません。
・戻り値=取り出したい値がどの列(行)にあるかを指定します。

VLOOKUPでは、取り出す値を決める際、指定した検索範囲の左端の列を起点に、「そこからいくつ右か」を「列番号」で表記する必要がありました。
その都合上、検索範囲の左端よりも左の列から値を取り出すことはできませんでした(詳しくはVLOOKUPの記事を参照ください)
また、XLOOKUPでは、検索範囲の先頭の行を起点に、「そこからいくつ下か」を「行番号」で表記する必要がありました。
その都合上、検索範囲の先頭より上の行から値を取り出すことはできませんでした(詳しくはHLOOKUPの記事を参照ください)

XLOOKUPでは、「列番号」の代わりに「戻り値」を引数として指定します。これによって、検索範囲がどこに設定されていても、制約なしに任意の列(行)を取り出すことができるようになりました。

下図は、XLOOKUPで「名前」行から「社員番号」行を取り出す設定です。
検索範囲を「名前」行に、戻り値を、「名前」行より上にある「社員番号」に設定しました。
HLOOKUPですとエラーが発生しますが、XLOOKUPなら問題なく値を取り出すことができます。


■注意点

<Microsoft365のExcelでのみ利用できる>
Office2019等のパッケージ版のOfficeソフトでは現在利用できないためご留意ください。

<検索範囲と戻り値の範囲は同じ高さにする>
今回の例では、検索範囲を名前列であるB5からB11に指定しています。これに対して、戻り値をC5からC1000のように、違う高さに指定するとエラーが発生します。検索範囲と戻り値の高さは等しくなるよう設定してください。

以上になります。
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