前回、インフラエンジニア基礎IT用語【その1】に引き続き、
インフラエンジニアとして知っておいた方がよいIT用語を紹介します。
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●パブリッククラウド
AWSやAzureなどがあります。
IaaSを指します。
契約さえすれば利用できるクラウドと認識しています。
●プライベートクラウド
自社で所持している機器を利用して特定の人が活用するクラウドです。
●IaaS
ハードウェア、ネットワークの提供をIaaSといいます。
(ハードウェア=サーバー)
OSやデータベースについては利用者が好きなものをインストール、利用することができます。
料理に例えると、畑だけ用意されていて、畑で野菜を作るところから始めるようなイメージです。
●PaaS
OSトデータベースまで提供する、その先のどのアプリケーションと連携させるのかは利用者が選択できます。
同じく料理に例えると、スーパーで食材を買うところから始めるイメージです。
●SaaS
アプリケーションまですべてを提供します。
利用者は構築をせずともサービスを利用することが可能です。
●DaaS
仮想デスクトップを指します。
●イーサネット
パソコンなどの機器を有線接続する際の通信規格の一つです。
「規格」なので、有線接続のルールとも言えます。
イーサネット規格の一種として「LANケーブル」が挙げられます。
「イーサネット対応機器」というのは一般的に、LANケーブルをさせるということになります。
(イーサネット=LANケーブル)
●冗長構成
同じものを2つ用意して構成することです。
●iDRAC
サーバーに関する設定・操作を可能にする機能です。
主にハードウェア周りを管理する機能で、
サーバーのシステムボードにiDRACは搭載されていて、
インターフェースとしてEthernetポートを備えたパーツになります。
iDRACはシステムボードに直接ささっており、
iDRAC自体にシステムボード状のハードウェアデバイスを管理するための機能を提供するチップが搭載されています。
●BIOSとUEFI
ファームウェアというプログラムです。
BIOSのほうがレガシーなシステムで、UEFIのほうが新しいものになります。
実際のところ、UEFIなのに、画面上の名前はBIOSになっていることもあるため、
この2つの言葉は同等ととらえても問題ありません。
BIOSは2TB以上の容量を認識できません。
さらにBIOSは必ずCUIとなります。
しかしUEFIは2TB以上の容量も認識できるし、マウス操作が可能なケースもあります。
●isoファイル
ディスクのメディアデータを1つのデータにした時の拡張子です。
●CUI
キーボードで操作するプログラムを指します。
マウスの使用ができません。
●ゼロイング・イニシャライズ
HDDなどのデータをすべて削除することを指します。
※データの復旧は不可能です。
※ブートに関する影響はありません。
●フォーマット
データは残りますが、データにアクセスする順番がリセットされます。
※データの復旧が可能な場合があります。
●シーケンス
あらかじめ決められた順序で処理を行うことを指します。
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参考文献: