前回はルーティングについて紹介しました。今回もルーティングに関わる単語について紹介します。
今回はネクストホップです。
・ネクストホップ
ルーティングテーブル上に表示される、次に転送される機器のIPアドレス
例えるならば、電車に乗っていると電光掲示板やモニターに映し出される【次の駅】です。
通信する際は直接相手先に届くのではなく、一度スイッチやルーターを経由する必要があります。そのため、ルーティングテーブル上では、現在地から次の機器に繋げるためのネクストホップが表示されます。ルーターには複数の機器が繋げられているため、繋がっている数だけネクストホップが存在します。
ネットワーク内の通信は、転送の連続です。直接相手先に届くわけではありません。簡単な例だと「パソコンA→スイッチA→ルーターA→ルーターB→スイッチB→パソコンB」といった流れになります。各機器で次の転送先を決めており、ルーターのルーティングテーブル上には次の機器のIPアドレスが表示されます。
図を用いて説明します。
例えばパソコンBにデータを送信するとします。ルーターAは続いてネクストホップとして、ルーターBとルーターCとルーターDが表示されています。ここでパソコンBの宛先を知っているのはルーターBになるので、ルーターBにデータを転送します。
次はデータがルーターBにいます。ここで表示されるネクストホップはルーターCとスイッチBになります。ルーターBはネットワーク内にパソコンBがいるのをARPテーブルで知っているので、スイッチBに転送します。
こうして転送を続けて最終的に宛先に届くことになります。
以上がネクストホップについての紹介でした。
参考URL
ネクストホップとは - 意味をわかりやすく - IT用語辞典 e-Words
ネクストホップ【ルーティング】とは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典 (i-3-i.info)