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ルーターとスイッチ②
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投稿者: D.Aさん
投稿日:2023/04/06 14:09
更新日:2023/04/06 14:12
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分類
技術
テクノロジー
全般
キャリア
運用・保守
投稿内容

ルーターとスイッチ①ではルーターとスイッチの説明と機器を使った流れを解説していきました。

同じネットワーク内のPCに通信を振り分けるのに必要なのがスイッチ、別のネットワークと通信するのに必要なのがルーターという説明をしていましたが、今回はこの2つの機器の違いについて解説していきます。


違いその1

そもそも役割が違う

「同じネットワーク内のPCに通信を振り分けるのに必要なのがスイッチ、別のネットワークと通信するのに必要なのがルーター冒頭で説明した通りです。スイッチを使った構成はLAN(ローカルエリアネットワーク)と言い、LAN内にあるPCには接続できますが、別のLANに通信を送る際にはルーターが必要です。LANに直接接続もできますが、ポートにも限りがあるので、効率的とは言えません。また、ルーターまで距離がある場合、かなり長いLANケーブルを使わないといけません。


違いその2

担当するレイヤが違う

→OSI参照モデルというモデルがあり、このモデルは通信をする際のデータのやり取りを構造化したものになります。OSI参照モデルは全7階層あり、その中でスイッチが担当するレイヤが、レイヤ2のデータリンク層になります。ここでは、隣接した機器同士が通信する際に使われるレイヤになります。ルーターが担当するレイヤは、レイヤ3のネットワーク層になります。ここは異なるネットワークと通信する際に使われるレイヤになります。


違いその3

使うプロトコルが違う

→プロトコルとは約束事であり、その約束事に沿ってデータをやり取りします。スイッチでは、MACアドレスから宛先を識別します。ルーターはIPアドレスから宛先を識別します。


PCからスイッチに通信を送り、ルーターから別ネットワークのルーターにデータを送り、またルーターからスイッチにデータを送りPCに割り振るのがデータの一連の流れです。OSI参照モデルではさらにアプリケーションのデータのやり取りを含めるとさらに複雑化しますが、ここでは簡単な流れを紹介しました。また、通信する際に最適経路を制御することをルーティングと呼びます。ルーティングはさらにルーティングプロトコルやアドレステーブルなど様々な物が関わってきますので、ここでは割愛します。


以上でルーターとスイッチの説明でした。機器の説明以外にもOSI参照モデルやルーティングといったワードが出てきましたが、これらはCCNAで問われる範囲になります。特にルーティングについてはCCNAの試験では体感ですが、かなりの割合を占めていました。もし受験する際はルーティングについてしっかりと勉強することをお勧めします。


参考URL

OSI参照モデルとは?TCP/IPとの違いを図解で解説 | ITコラム|アイティーエム株式会社 (itmanage.co.jp)

ルーティングとは (yamaha.com)

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