ネットワークを構築するためには、必ずと言っていいほど必要なルーターとスイッチ。
今回はこの二つの機器について紹介していきます。
まずは各機器について紹介します。
・スイッチングハブ(ここではスイッチと表記します)
スイッチは集線装置であり、中継装置でもあります。PCはスイッチにLANケーブルを使って接続することでネットワークにアクセスすることができます。スイッチのポートが多ければ多いほど、沢山のPCを接続することができます。たくさん繋いでも、相手先の通信をスイッチが判断して狙った相手に届けることができるので効率的に通信を行うことができます。
・ルーター
ルーターはLANとLAN、LANとWANを繋げる装置です。ルーターに複数のスイッチを接続することもあり、宛先があるスイッチに通信したり、別ルーターに通信を繋げたりする、交通整理のような案内をしてくれます。例えるなら、道路が工事中のため別の道に誘導する工事現場の人です。(笑)
ここでも郵便に例えてみます。
東京都新宿区に住んでいるAさんが埼玉県さいたま市に住んでいるBさんに手紙を届けたいと仮定します。この場合、まずは郵便局に手紙を届けます。この手紙を集めるのが郵便局がスイッチの役割です。そこから一度、別の県に送るために一度東京都の拠点に送られます。その後宛先に沿って、埼玉県の拠点に送られます。この拠点となるのがルーターの役割です。最終的に埼玉県の拠点についたら、埼玉県さいたま市の郵便局という名のスイッチに届けられ、Bさんという宛先に送られます。
言葉だけだと分かりづらいので、手順と図を作ってみました。
1.Aさんが新宿区郵便局に届ける
2.埼玉県に送るために一度、東京都の郵便拠点に輸送する
3.埼玉県に住んでいるBさんに届けるために、埼玉県の郵便拠点に手紙を輸送する
4.Bさんが埼玉県さいたま市に住んでいるので、埼玉県さいたま市郵便局に輸送する
5.埼玉県さいたま市郵便局からBさんを特定し、手紙を届ける
ここでは、都道府県を一つのネットワークとして見立てています。スイッチは各市町村の郵便局に見立てて、そこに住んでいる人をPCとして見立てています。
このように「同じネットワーク内のPCに通信を振り分けるのに必要なのがスイッチ、別のネットワークと通信するのに必要なのがルーター」と覚えると良いと思います。
役割の次は違いについて解説していきます。
参考URL
2023年おすすめのスイッチングハブ〇選!特徴や選び方も徹底解説|パナソニックEWネットワークス株式会社|Panasonic