Windows Server 2016からサポートされた、Windows Nano Serverについて紹介します。
★Nano Serverとは
Nano Serverとは、必要なディスク領域やメモリ領域など、大幅に削減されておりServer Coreよりも軽量なOSで、クラウド、仮想環境やコンテナ環境などで利用することを想定されている、リモート管理サーバーです。
★Nano Severの特徴
Nano Serverには、以下のような特徴があります。
・起動やシャットダウンが高速
・適用すべき更新プログラムが少なくて済む
・GUI管理ツールにより管理はできない
・64ビットのアプリやツールのみがサポートされる
・ドメインコントローラーとして使用できない
・グループポリシーはサポートされない
・プロダクトキーを使用してライセンス認証する必要はない
・Hyper-Vホストとして利用する場合、Nano Serverでは仮想マシンの自動ライセンス認証はサポートされない
・ローカルログオンしても行える設定が少ないため、通常はWindows PowerShell、Windows Management Instrumentation (WMI)、Windows リモート管理、緊急管理サービス (EMS) などでリモートから管理を行う
・更新方法は半期チャネルのみサポートされ、LTSCはサポートされない
・機能更新プログラムは自動的に適用されないため、手動インストールする
★Nano Serverイメージの作成
Nano Serverを構成するには、vhdもしくはvhdx形式のNano Serverイメージを作成します。Nano Serverイメージを作成する方法は以下のようなものがあります。
・Nano ServerImage Builderを使用する方法
参考(https://blogs.msdn.microsoft.com/miyamam/create-nanoserverimagevhd/)
・Windows PowerShellを使用する方法
参考(https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-server/get-started/getting-started-with-nano-server)
簡易的な紹介になりましたが、以上で終わります。