今回はデータリンク層の役割と機能 2.イーサネットの規格について紹介します。
イーサネットの規格
イーサネットは、通信速度や使用するメディアによって、さまざまな規格に分類されます。100Mbpsの速度で通信できるイーサネットを総称してファストイーサネットと、1Gbps(=1000Mbps)の速度で通信できるイーサネットを総称してギガビットイーサネットと呼びます。
bps(bits per second)
通信速度を表す単位です。
1秒間に何ビットのデータが転送されるかを表しています。
1000bps=1kbps 1000kbps=1Mbps(メガbps) 1000Mbps=1Gbps(ギガbps)
例:100BASEーTX
100:通信速度、Mbps単位での通信速度
BASE:伝送方式Baseband
TX:ケーブル、数字の場合は同軸ケーブルの最大長を100m単位;
ファベットの場合は「T」はUTP、「F」は光ファイバー
MACアドレス(Media Access Control Address)
物理アドレスやハードウェアアドレスとも呼ばれます。
特定のノードのみデータを届けたい時、MACアドレスを使います。ネットワーク機器やコンピューターに用意されるイーサネット用のポートをイーサネットインターフェースといいます。
48ビット(6バイト)で構成されております。
前半の24ビット(3バイト)はIEEEが各メーカーに割り振った番号で、ベンダコード、OUI(Organizationally Unique Identifier)と呼ばれます。
後半の24ビット(3バイト)は各メーカーが、重複しないように割り振った固有の番号(順番に値を割り当てていくシリアル番号)です。
16進数12桁を2桁ずつハイフン(ー)もしくはコロン(:)で区切ります。
例:00:00:0C:00:00:01
ベンダコード シリアルコード
ベンダ(Vendor)
製品を販売する企業をベンダといいます。メーカーだけでなく、販売店もベンダに含まれます。
今回はデータリンク層の役割と機能 2.イーサネットの規格について紹介しました。
次回はデータリンク層の役割と機能 3.イーサネットヘッダとトレーラについて紹介させていただきます。
ご覧いただき、ありがとうございました。