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データリンク層の役割と機能 1.イーサネットのCSMA/CD
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投稿者: chouさん
投稿日:2019/08/02 17:30
更新日:2019/08/02 17:34
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分類
技術
テクノロジー
ネットワーク
キャリア
テクニカルサポート / 構築 / 設計
投稿内容

今回はデータリンク層の役割と機能 1.イーサネットのCSMA/CDについて紹介します。

役割

データリンクは通信回線を指し、データリンク層では通信回線を経由して、隣接ノードと正しく通信するためのルールが取り決められています。

機能

物理層のハブの動作と違い、目指す相手だけがデータを受信して処理してくれるようなルールが取り決められています。

送信中にデータが変化していないかをチェックするためのルールも取り決めています。


イーサネット

データリンク層の代表的なプロトコルです。

IEEEによって規格化され、データリンク層のプロトコルに分類されますが、ケーブルの種類、コネクタの形状、通信速度といった物理層についての規格も取り決めています。

現在のLANのほとんどがイーサネットで構築されています。

CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access/Collision Detection

初期のイーサネットは、1本の同軸ケーブルに複数のコンピュータを接続するバス型トポロジーで、CSMA/CDという制御方式を使用していました。

信号送出の流れ

  1.  ケーブルの空きを確認

まずデータを送ろうとするノードがケーブル上に信号が流れていないかを確認します(Carrier Sense:キャリア検知)。塞がっていれば、しばらく待って再度確認し、回線が空くまでこれを繰り返します。

    2.  データを送出

回線が空いていることを確認できたノードは、データを送出することができます。

  3.  衝突を検出

空きを確認してからデータを送信しても、ほかのノードが同時に信号を送出してしまうことがあります(Multiple Access :多重アクセス)。1本のケーブルに接続されたネットワークですから、同時に送出された信号はケーブル上でぶつかってしまします。これを衝突(コンリジョン)といいます。衝突が起こると、電気信号が壊れ、異常な信号が発生します。いずれかのノードがこの信号を検出(Collision Detection:衝突検出)すると、すべてのノードに衝突を知らせるジャム信号を送ります。データを送信しようとしていたノードはジャム信号を受信するとデータの送信に失敗したと判断し、しばらく待って、改めて送信の手続きを開始します。

CSMA/CDは効率が悪いため、現在ではあまり使用されていません。 


今回はデータリンク層の役割と機能 1.イーサネットのCSMA/CDについて紹介しました。

次回はデータリンク層の役割と機能 2.イーサネットの規格について紹介させていただきます。

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