VBAにおける変数の宣言について説明していきます。
まず、変数とは、データを一時的に格納しておく入れ物のことです。
変数には様々なタイプがあり、入れられるものが違います。
例えるなら入れ物にはバケツ、段ボール、ザル等多くの種類がありますが
ザルや段ボールなどに水を入れると破けてしまったり、水がそのまま流れてしまいます。
同様に、変数にも、そのタイプによって、
入れられるものと、入れられないものがあります。
この入れ物(データ)のタイプ(型)を、データ型と言います。
・データ型の種類
上記の通りとなっています。
ちなみに使用頻度が高いのは
Long
String
Double
Variant
の4つです。
データ型を指定しない場合は「variant」型となります。
・型宣言文字
型宣言文字とは、変数、定数、関数名の末尾に付けるデータ型を示す文字のことを言います。
こちらを利用すると型宣言の簡素化が図れますが、可読性が悪くなる可能性があります。サンプルコード等で記述がみられるため、読むことができるようにしておくとよいでしょう。
・変数の宣言方法
Dim 変数名 As データ型
の構文となります。
また複数の変数を宣言する場合には
Dim 変数名 As データ型, 変数名 As データ型,
のように、カンマで区切って一行で記載することも可能です。
上で述べたように、変数の宣言を行わなくても「Variant」型になるため、宣言は
必須ではありません。
しかし、メモリの節制やバグ発見時の調査がしやすくなる、処理速度を上げる等のメリットがあるため習慣づけていきましょう。
今回は、VBAにおける変数の宣言について紹介しました。
ご覧いただき、ありがとうございます。
■参考元
https://www.vba-ie.net/programing/variable-statement2.php
https://excel-ubara.com/excelvba1/EXCELVBA312.html