今回は「cat」コマンドをはじめとするテキスト内容閲覧コマンドを紹介いたします。
catのコマンドでよく使われる「ファイルの中身を出力する」「ファイルの中身を結合する」を紹介いたします。
1. ファイルの中身を出力する
まず初めに、catで閲覧するファイルに文章を入力します。「vi」コマンドにて「test1.txt」の中に文字を入力します。
「vi」コマンドを終了し、catにて「test1.txt」に「apple」が入力されているか確認します。
「apple」が入力されていることが確認できました。
また、リダイレクト「>」を用いて別のファイルへ出力することができます。
「test2.txt」には「baseball」と入力されています。
リダイレクト「>」を用いて、「test1.txt」の中身を「test2.txt」へ出力したいと思います。
「test2.txt」の中身が「apple」に上書きされたのが確認できました。
今回は上書きをしましたが、「>>」にて追加書き込みを行うことが可能です。
2. ファイルの中身を結合する
catは本来「concatnate」の略称であるように、「ファイルを連結して標準出力する」ことも可能です。
使い方は、catコマンドの後にファイルを並べるのが基本的なコマンドとなる。
「test1.txt」と「test2.txt」を連結してそれぞれの中身である「apple」、「baseball」が
入力されていることが確認できました。
最後に、「ファイルの中身を出力する」「ファイルの中身を結合する」を組み合わせたコマンド例を紹介したいと思います。
「test1.txt」と「test2.txt」を結合して「text3.txt」に出力する。
・catの後に「test1.txt」と「test2.txt」を入力し、結合させる。
・結合した出力内容を新規で作成した「text3.txt」に出力させる。
を以下のコマンドで行います。
「text3.txt」の内容をcatで確認します。
「test1.txt」と「test2.txt」の内容である「apple」「baseball」が出力されたことが確認できました。
今回は使う場面の多いcatについて紹介させていただきました。
ご覧いただき、ありがとうございました。
■参考元
https://tech.nikkeibp.co.jp/it/article/COLUMN/20060227/230725/