今回は、コマンドとオプションについて説明したいと思います。
アプリケーションの起動やファイルやディレクトリの操作などのほとんどの操作は、コマンド入力によって行うことができます。
コマンドはコンピュータに対する命令です。コマンドは1つの機能のみでなく、オプションや引数を与えることによって様々な操作を行うことができます。
基本的な構成は
$ コマンド [オプション(引数)] [オプション(引数)]...
となります。
・オプション
オプションとはコマンドの付加的な機能を実行する役割があります。
例えば、コマンドの実行を制限したり、結果の出力形式を変更することができます。
多くの場合は「-(ハイフン)」にアルファベットが続く形式で入力します。
・引数
引数とは、コマンドやオプションに対して渡すデータのようなものです。
引数を指定することによってある入力値(引数)に対応する結果を得ることができます。
オプションや引数はそれぞれのコマンドによって指定できるものが異なります。また、オプションがないコマンドや、逆に複数のオプションや引数を指定できるコマンドもあります。
引数が複数ある場合、左から順に「第1引数」「第2引数」と呼びます。
上図の場合
「ls」:コマンド(ファイルやディレクトリを表示する)
「-l」:オプション(「ls」はファイルやディレクトリの「詳細」を表示する)
「thiruma2」:第1引数
「thiruma3」:第2引数
となります。つまり、
「thiruma2」と「thiruma3」の情報について、詳細に表示してください。
という命令をコンピュータにすることになります。
その結果
「thiruma2」と「thiruma3」について、詳細を表示することができました。(空のディレクトリなのでtotalが0と表示されています。)
コマンドやオプション、引数の組み合わせによって様々な操作ができます!
皆さんも「こんなコマンドとオプションの組み合わせを使っているよ!」などあれば是非教えていただけると幸いです!
ご覧いただき、ありがとうございました。
■参考元
https://www.amazon.co.jp/Linuxコマンドブック-ビギナーズ-第4版-コマンドブックシリーズ-川口/dp/4797382384