とある現場で「ワトソン」という言葉を耳にしました。
ベンダーにIBM社の方がいらっしゃったので、IBM製品であることはわかりましたが、「ワトソン」が一体何者なのか興味があったので、調べてみました。
■「ワトソン」とは
日々の業務から生まれるデータをナレッジに変え、業務プロセスに組み込んで活用することで、プロセスの効率化や高付加価値化を実現できます。たとえば、人間には読みきれないような大量のデータの中からすばやく知見や洞察を見出したり、顧客に対してさまざまな場面で一貫した質の高い応対をすることを可能にします。また、情報と知見に基づく意思決定を支援したり、ビジネスのさまざまな業務や場面であなたをサポートします。(出典:https://www.ibm.com/watson/jp-ja/what-is-watson.html)
■「人工知能(AI)」と何が違うのか
「人工知能(AI)」は、【artificial intelligence】の略であり、人間にしかできなかったような高度に知的な作業や判断を、コンピュータを中心とする人工的なシステムにより行えるようにしたもの。(出典:http://e-words.jp/w/人工知能.html)
「ワトソン」は、【Augmented Intelligence(拡張知能)】のことであり、人間がより良い知的活動や意思決定を行えるようサポートするもの。(出典:https://typeshukatsu.jp/s/interview/4541/)
■「ワトソン」でできること
・画像認識:画像に写った物体などを分析・認識する
・音声認識:音声からテキストを書き起こす、テキストから音声を合成する
・言語変換:テキストを別の言語に翻訳する
・感情分析:テキストに表れるトーンや感情を分析する
etc...
■まとめ
今回「ワトソン」について調べてみて、「人工知能(AI)」とは異なるものだということがわかりました。「ワトソン」について調べていく中で「音声認識」機能を利用することで、会議での会話をテキスト化し議事録として保管できる、ということに魅力を感じました。
誰でも一度は議事録作成を経験し、議事録作成を苦手とする方もいるかと思います。例えボイスレコーダーで録音していても聞き取りにくいということもあるかと思います。そんな時にこの「ワトソン」を使えば、議事録作成に掛かっていた時間を大幅に削減できるのではないでしょうか。ただし、2ヶ月間のトライアルで≪200万円~≫となるので、導入するには費用対効果を慎重に行う必要がありそうです。
「ワトソン」の各機能について、機会があったら紹介していきたいと思います。
※「ワトソン」の各機能はデモを試すことができるので、興味のある方はぜひ試してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
■参考
https://www.ibm.com/watson/jp-ja/what-is-watson.html
http://minto.tech/watoson/#Watson