2019年5月6日~8日に米国シアトルで開催された「Microsoft Build 2019」にて新しいWindows用コマンドラインツールとして「Windows Terminal」が発表されたことを先日書かせて頂きましたが、これについてMicrosoft公式ブログにて続報がありました。
Windows Terminal Build 2019 FAQ
カンファレンスで頻出だった質問について解説されています。
個人的にも注目しているアプリケーションということもあるので、英語は得意じゃありませんがかいつまんで見ていきます。
Q:
「Windows Terminal」はいつから使える?
A:
2019年夏までにStoreアプリでプレビュー版の公開を予定している。また、2019年内にバージョン1.0のリリースを目指している。
muto-sanコメント:
夏ならもうすぐですね。早く使ってみたい!
Q:
「Windows Terminal」はコマンドプロンプトやPowerShellに置き換わるものか?
A:
そもそも「コマンドプロンプト」や「PowerShell」はシェルでありターミナルではない。
コマンドラインシェルが実行された時、必要に応じて「Windows Console」インスタンスに接続し出力を表示している。
「Windows Console」は30年に渡りWindowsで使用されてきた標準のターミナルライクUIアプリケーション。
(ブログ内の図がわかりやすいです)
以上を踏まえた上で「Windows Terminal」は「Windows Console」に置き換わるものではない。
互換性確保のため「Windows Console」は今後数十年Windowsに標準搭載される。
しかしながら、Windows上でコマンドラインツールを使用する場合の最適なツールになるだろう。
muto-sanコメント:
「Windows Terminal」はコマンドプロンプト(cmd.exe)やPowerShell(powershell.exe)との入出力の役割を担うターミナルアプリケーションということが解説されています。
ここでは言及されていませんが、「Windows Terminal」は今後Windowsに標準搭載されることがあるのかどうか気になりますね。
Q:
新しいフォントはいつから入手できる?
A:
まもなく!
muto-sanコメント:
ある意味Terminal本体より楽しみです。
普段はテキストエディタやコンソール用のフォントに[Ricty]や[Cica]といったフォントを使っていますが、一長一短という感じなのでそれに置き換わるようなものが出てきて欲しいですね。