Microsoftから無償で配布されている、Windows Admin Centerを利用するとWindowsサーバの管理が容易に行うことができます。
ブラウザで動作するので、クライアントソフトウェアのインストールが不要で、ネットワークを適切に設定すれば、外部からインターネット経由でサーバの状態を確認したり、設定の変更が可能です。
対応OS:
Windows Server 2016
Windows Server 2019
Windows 10 1709以降
簡単なインストール手順を紹介します。
Windows Admin Centerは「Windows Internet Explorer」では動作しません。公式でサポートされていません。
Microsoftによると、「Edge」と「Google Chrome」をサポートしているとの事です。
Windows Serverには「Edge」が含まれていないため、Windows Server上でAdmin Centerを利用するには、「Google Chrome」のインストールが必要です。
1. Windows Admin Centerのダウンロード
Windows Admin CenterはMicrosoftの公式サイトからダウンロードできます。
2. Windows Admin Centerのインストール
ダウンロードした、「WindowsAdminCenter.msi」をダブルクリックしてインストールします。
ウィザードでいくつかの質問が表示されますが、すべてデフォルトのまま進めます。
3. Windows Admin Centerにアクセス
サーバー上で開く場合は、「Google Chrome」で「https://localhost/」と入力します。
Admin Centerのメイン画面が表示され、自分のサーバのコンピュータ名が表示されます。
ダブルクリックすると、認証が求められるので、ユーザ名とパスワードを入力します。
認証が成功すると、詳細な設定画面にアクセスすることができます。
4. 外部からWindows Admin Centerにアクセスする方法
同じLAN内にある場合:
「https://<サーバのプライベートIPアドレス>/」でAdmin Centerにアクセス可能です。
アクセスできない場合は、サーバのFW設定を確認してください。
インターネットからアクセスする場合:
インターネットからAdmin Centerにアクセスする場合は、適切なFW設定と、ルーター等でのポートフォワード設定が必要になります。
セキュリティの観点から、ポートフォワードによりAdmin Centerをインターネットに公開するよりも、VPNを利用して接続した方が安全だと思います。