・デジタルセラピーとは、ソフトウェアを通じて健康改善・病気の治療または管理を目指す医療介入のことです。

単なる健康増進アプリ等とは異なり、臨床試験などで有効性が検証され、

医療機器や医薬品のような規制対象となるものもあります。

利用者がスマートフォンやPC上に体重や血圧などの生理学的なデータや症状、抱えている悩みなどを入力すると、それに呼応したテキストや映像が表示されるものが主流でしたが、近年では、ゲーム形式のプログラムで脳を刺激するものや、VRによる没入感の高い映像体験を通じて患者の認知に介入するものなど、多様な機能が開発されております。

デジタルセラピーの分野で特に注目されているソフトウェアには、以下のようなものがあります。
①CureApp HT 高血圧治療補助アプリ: 高血圧の治療をサポートするアプリで、医師による診療の一環として使用されることが多いです。 

②AIセラピスト: AI技術を活用したデジタルアシスタントで、メンタルヘルスの改善を図るためのサポートを提供します。 

③DTxアプリ: 精神疾患や慢性疾患の治療に役立つDTxアプリが多数存在し、患者の自立支援や治療効果の向上に寄与しています。 

・デジタルセラピーのメリット

デジタルセラピーの大きなメリットは、以下の２点です。

①リアルタイムのデータ管理: 患者は自宅や職場で治療の進行状況をリアルタイムで記録・管理でき、医師との連携がスムーズになります。
②カスタマイズ可能な治療: 個々の症状や生活スタイルに合わせて治療プログラムをカスタマイズできるため、より効果的な治療が可能です。

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デジタルセラピーとは何か（定義と位置づけ）｜名古屋,心療内科,精神科,メンタルクリニック,土日診療