医療分野においてIT化は進展しており、医療とIT技術を組み合わせた産物には、電子カルテや遠隔診療などが挙げられます。
今回は、電子カルテや遠隔診療について説明したいと思います。
①電子カルテとは
電子カルテとは、患者の情報をコンピューター(サーバー機器など)へ保存し、医療従事者が、迅速に
患者の情報を確認できるように効率化かつ体系化されたシステムです。
電子カルテには、電子データをクラウド上に保存するクラウドタイプと診療所内に設置されたサーバーに保存するオンプレミスタイプが
ございます。
クラウドタイプとオンプレミスタイプの特性を兼ね備えたハイブリッドタイプもございます。
電子カルテは、紙のカルテよりも情報共有が素早く行えるうえに、物理的な管理場所を確保する必要がないまたは火災などの災害が起きたときでも
影響がないです。しかし、停電時などに利用できなくなることはあるため、UPS(無停電電源装置)などをつかい万が一の備えなどは必要になります。
②遠隔診療について
医師と患者が情報通信機器を活用して、 ビデオ通話などを通じて、診察・診断を行う診療行為です。患者の症状を医師が確認し、診断・処方経過観察などをリモートにて行う 仕組みです。
※ 対面診療と同等の質を保ちながら、地理的・時間的な制約を大きく軽減できる 点が最大の特徴です。
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