超高齢化社会が進行して就労人口は減少し、人間は単純労働などのバックオフィス業務の大部分をAIに任せるようになるかもしれません。
その結果、より効率的に創造的な仕事に打ち込めることが可能になり、安全で充実した日常生活がのぞめます。
自動車や鉄道に代表されるような社会インフラをはじめとし、日常生活に欠かせない家事労働(掃除・洗濯・料理・買い物等)もAIにより自動化されるかもしれません。
つまり、AIが主導となって家事労働する時代となり、人間の判断や手作業がなくなるわけではないものの、
これまで1日の大半を費やしていた「日常の家事労働」から、人間が解放されることが可能となるかもしれないのです。
家事労働のメインだった「掃除」は、技術の進化により汚れを落としやすい製品や技術に加え、
「汚れがつかない、汚れても自己解決してくれる素材や製品」が普及するでしょう。
AIの台頭に象徴されるであろう「人間不要の家事労働」は、家の中の家具や家電をAIが連携・管理してくれる時代へ導きます。
個人のライフスタイルに合わせてAIが最適な生活環境を導き出し、実際に作業までしてくれるのです。
だからこそ、今後は人間の手で家事労働をおこなう、という「趣味」が盛り上がるかもしれません。
現代においても、「あえて人の温もりや、不便を楽しむ」ような趣味は珍しくありません。
近い将来では、特別な機会での料理や、日本の家庭では恒例行事である年末の大掃除などは、
AIに任せっきりにせず人間の手で家事労働をおこない、1年を締めくくる。
もしかしたら、今後そういった文化が生まれる可能性があるかもしれません。