◆.NET Frameworkの役割について
.NET Frameworkとは、windows上にてアプリケーションを開発かつ実行するための環境のことです。
.NET Frameworkには、「3.5系」と「4.x系」という2つの系統があり、互いに互換性がありません。
具体的には、.NET Framework 4.8(4.x系の最新版) Windows11に標準で搭載されており、
通常、ユーザーがインストール(有効化)する必要はありません。
.NET Framework 3.5は、 Windows11では標準で有効になっておらず、古い ソフトやゲームを動かす際に、別途インストール(有効化)を求められます。
古いアプリも新しいアプリも両方使うPCの場合、3.5と4.8の両方を有効にして共存させる必要があります。
◆.NET Frameworkにて開発されたアプリケーションが動くまでの流れについて
.NET Frameworkを使用して開発されたアプリケーションは、C#、F#、Visual Basicなどのプログラミング言語で記述されます。
これらのプログラミング言語が、共通中間言語 (CIL) にコンパイルされ、.dllや.exeファイルとして保存されます。
アプリケーション実行時には、CLRがこれらのファイルを取得し、JIT コンパイラを使用して機械語に変換し、実行します。
※CLRとは
プログラミング言語を機械語に変換するソフトウェアのこと。
※JITコンパイラとは
ソフトウェア実行時にソースコード を機械語に変換する機能。
◆参考文献