(この投稿はCopilotに小説を書かせてみた3の続きになります)
今回も前回からの続きの記事になります。
本来であれば前回で完結の予定だったのですが、一つ思いついたことがあるのでもう一回だけ続きます。
今回はChatGPT君に同じプロットで1から書いてもらい、どのような話となるかを見ていきたいと思います。
それでは早速書いてもらいたいと思います。
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夜の帳が学園を包むと、空から静かに“星の欠片”が降り始める。
それは雪のように静かで、火花のように儚く、けれど誰かの深い記憶の結晶だった。
ルミナティア学園——
記憶の一部を失った者だけが招かれる、不思議な寮制の学園。星霧が漂い、夜には校庭に星が降る。
生徒たちはみな、それぞれの“失ったもの”を探す旅を、この学び舎で続けている。
そんな夜の中、ひときわ静かな影が校庭を横切っていた。
少年の名はみらん。
夜の星収集部という、奇妙で寡黙な部活動に所属するただ一人の部員。
無言で欠片を拾い集めるその姿は、まるで星の墓守のようでもあった。
みらんは銀色のトングを使い、地面に落ちた星を丁寧にすくい上げる。
それはほんの指先ほどの大きさで、透明なガラス玉に似ていた。
「……これは、誰の記憶だろう」
彼が拾い上げた星は、青白く淡く輝いている。
そしてほんの一瞬、彼の脳裏に映像がよぎった。
少女の笑い声。
風に舞う紙飛行機。
名前の思い出せない誰かが、遠くからこちらを呼ぶ声。
みらんは首を振った。
いつものことだ。星に触れるたび、決して思い出せない記憶の幻影が現れる。
けれど——
「……また、あの声だ」
あの呼ぶ声だけは、何度も繰り返し現れていた。
耳の奥に残るその声は、確かに彼のものではない何かを揺さぶっていた。
「おーい、みらーん!」
突如、夜の静けさを破って響く声。
中庭の茂みの向こうから、軽やかな足音が駆けてくる。
「もう、また黙って抜け出して! 星拾いなんて、ひとりでやらなくてもいいのに!」
声の主はくるん。
昼間の人気者で、「夢語りサロン」の語り部。
みらんとはまるで正反対の性格——明るく、おしゃべりで、少しおせっかいだ。
「……これは夜の仕事。君の出番じゃない」
「夢語りと星拾いは違うって、よく言うけどさ。ほんとは似てるんじゃないの?」
くるんはみらんの拾った星の欠片を覗き込み、ふっと息を漏らした。
「うん……すごく綺麗。悲しい色」
「……見るな。これは、まだ誰のものかもわからない」
「でも、誰かが忘れてしまった大切な夢なんでしょ?」
くるんはそっと欠片に指を添えると、まるで音を聴くように目を閉じた。
その瞬間——
「……え?」
彼女の表情が、ふっと曇る。
目を閉じたまま、口を開く。
「……星を拾う少年が、誰かを待ってる。校庭の大きな桜の下で、何度も同じ夢を見て……その人が来るまで、夜を歩き続けるの……」
くるんの言葉に、みらんの瞳が揺れた。
それは、彼がいつも見ていた夢と同じ内容だった。
「……どうして、それを?」
「え? わたし、今……なにか言った?」
くるんが目を開けると、先ほどの様子はまるでなかったかのように、無邪気な笑顔を浮かべていた。
みらんは、静かに星の欠片をポケットにしまった。
そして、星霧の空を見上げる。
夜はまだ終わらない。夢の答えも、まだ見えない。
けれど——
確かに今、ひとつの記憶が動き出した。
ご希望があれば、第2章も続けて執筆できます。「地下研究室」の探索や、校長先生との対話、みらんとくるんの過去のつながりなど、どの方向に進めたいか教えてください。
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まだ第一章なので大した違いはないものの、みらんとくるんは物語開始前から知り合いという設定になりました。Copilot版では物語開始後が出会いの始まりだったので、少し新鮮ですね。
第二章も続けて書いてもらいます。
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「ねぇ、みらん。知ってる?」
翌日の午後、くるんは中庭の石畳に腰を下ろしながら、声をひそめた。
「この学園の地下には、夢を見ることを禁じられた研究室があるんだって」
みらんはノートに昨夜の星の記録を書き込んでいたが、その手を止めてくるんを見た。
「……噂だろ」
「うん、たぶん。でも、誰かが夜中にその部屋に入っていったのを見たって子がいてね。鍵のかかった扉の向こうから、誰かが泣いてる声が聞こえたんだって」
「泣き声……?」
「そう。夢を見ると、涙が出るのかもしれないって」
くるんは、星霧の霞んだ空を仰いだ。
午後でも薄っすらと霧が漂い、あたりはどこか現実感が薄れている。
「行ってみたいな。地下研究室」
「……危険かもしれない」
「でも、あなたの“あの夢”と関係があるかも」
みらんは返事をしなかった。けれど、目を伏せたその表情は、否定していない証拠だった。
夜。
「記憶の広場」の時計塔が、静かに午前零時を告げた。
みらんとくるんは、広場の中央に立っていた。
音楽が常に流れているはずのこの場所が、今夜に限って無音だった。
「……止まってる」
「音楽が途切れると、入口が現れるって噂、ほんとだったんだ」
くるんが指差した先、広場の床の一部が淡く青白く光っていた。
まるで光が地面を溶かしていくように、そこに円形の“扉”が浮かび上がる。
「行こう、みらん」
地下は想像以上に静かだった。
階段を下りるたびに空気が冷え、霧の匂いが薄れていく。
やがて、ふたりは一枚の重厚な扉の前に立った。
“夢禁室”と刻まれた古い銘板が取り付けられている。
「……ほんとにあったんだね」
くるんが手を伸ばし、扉に触れる。
その瞬間、まるで応えるように、錆びた扉が軋みながらゆっくりと開いた。
中は実験室のような空間だった。
ガラスの容器、複雑な装置、そして壁一面のモニター。
部屋の奥には、一つの巨大な水晶のようなものが鎮座していた。
「……あれ、なに?」
「……星の……原石?」
みらんが近づくと、水晶の中で何かが脈打っているのが見えた。
それは——
「……誰かの夢?」
水晶の中には、少女の姿があった。
眠っているのか、意識がないのか、顔はぼやけて見えない。
けれど、みらんの胸の奥が強く締めつけられた。
「……知ってる。知ってる、はずだ。あの子……」
「みらん……?」
そのとき、部屋の奥から機械の音が走る。
赤い警告灯が回り始め、ひとつのディスプレイが自動的に立ち上がった。
《記憶保持者・みらんの接触を確認。封印再解析開始》
《記憶同期警告。対象者データとのリンクが不完全です》
《記憶の流出が始まります》
「やばい! 離れて!」
くるんがみらんの手を引こうとする。だが——
「……この記憶は……俺の……」
みらんの瞳に、星のような光が灯る。
水晶の中の少女の姿が、少しずつはっきりとしていく。
そして——
「……くるん……?」
みらんが、驚いたように振り返る。
「俺……この子を……」
次の瞬間、研究室全体が淡い白光に包まれ、すべてが凍りついた。
音も、時間も、夢さえも。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------なんと急に新キャラが登場しました。
作風もミステリーというよりはモニターだったり認証システムのようなものが出てきたりでちょっとSFチックな雰囲気が出てきたように感じます。
三章もそのまま書いてもらいましょう。
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光が収まり、時間が再び動き始めたとき、みらんは膝をついていた。
「……くるん……?」
彼の声に応えるように、くるんがゆっくりと目を開ける。
だがその表情には、微かに戸惑いが浮かんでいた。
「……わたし、いま……あなたを呼んだ?」
みらんは彼女の顔を見つめ、力なく首を振る。
「いや……俺のほうが、君を呼んだ気がする」
ふたりの間に沈黙が落ちる。
だがそれは不穏ではなく、何かが繋がろうとする直前の、静かな間だった。
そのとき、地下室の奥にもうひとつの扉が開く音が響いた。
姿を現したのは、長いマントをまとった人物。
夜のように落ち着いた雰囲気を纏い、銀髪を後ろに束ねていた。
「こんな場所に、子どもがふたり。困ったものですね」
それは——校長先生だった。
「……校長……どうしてここに?」
「それはこちらの台詞です、くるんさん。ここは、夢と記憶が混ざり合う“封印領域”。本来、生徒が入ってよい場所ではありません」
みらんが立ち上がり、校長をまっすぐ見据える。
「……この場所は……俺の記憶と関係がある。あの水晶の中の少女も」
「そうでしょう。彼女は、あなたがここに来た本当の理由に深く関わっています」
くるんが眉をひそめる。
「本当の……理由?」
校長先生は少しだけ微笑んだ。けれどその瞳には、深い哀しみがにじんでいた。
「みらん君。君はこの学園に入る前、ある“約束”をしていました」
「約束……?」
「ある少女とです。君は“彼女の夢を守る”と約束した。そしてその記憶を代償に、この学園に入ったのです」
みらんの視界に、またあの少女の幻影が浮かぶ。
校庭の桜の下、紙飛行機を飛ばす小さな手。
笑っていた。確かに、あの子は笑っていた——
「……俺が、記憶を失ったのは……自分の意志だった?」
「夢は時に、過去よりも重くなります。
そして夢を見る力を持った子どもたちは、時にその重さに耐えられない。
だから、我々は記憶を封じた。君を……彼女を、守るために」
くるんがそっとつぶやいた。
「星霧も、その副産物なんだね……」
校長は静かに頷く。
「星霧は、夢を記憶から切り離す霧。夢が重くなりすぎたとき、記憶からそれを切り離して、空へと放つ。
——それが、“星の欠片”の正体です」
みらんの拳が震える。
「……じゃあ、俺が集めていたのは……誰かの、悲しみのかけらだったのか」
「いいえ。悲しみだけではありませんよ」
校長は微笑んだ。
「夢には、痛みも喜びもある。だからこそ、君たちはそれを拾ってきた。
そして——それを“語る者”と、“拾う者”がそろった今、ようやくすべての記憶が還る準備が整ったのです」
校長が水晶の前に歩み寄る。
中に眠る少女の姿は、いまやはっきりと顔まで見えるようになっていた。
「彼女は、記憶の核。君たちふたりと深く繋がっている存在です。
みらん君、そして……くるんさん。あなたにも」
「……わたし?」
校長はうなずく。
「あなたもまた、この少女と記憶を共有していました。けれど、夢語りの力が強すぎたために、自らの記憶の一部さえ“語り”として手放してしまった」
「それって……」
「夢を語ることで、記憶を分かち合っていた。
彼女を救うには、ふたりの記憶と、星の欠片、そして“約束”が必要なのです」
みらんは静かに水晶に手を置いた。
「俺は……もう逃げない。
この学園に来た意味を、全部思い出したい」
くるんも彼の隣に立ち、そっと手を重ねる。
「じゃあ、わたしも語る。わたしの夢と記憶を、ぜんぶ」
校長は静かに目を閉じた。
「始まりましょう。——夢の終わりと、記憶の回帰が」
星霧が地下にまで流れ込む。
音のない風が吹く。
そして、水晶が砕けた。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------みらんの入学した理由やくるんとの関係性が明かされました。
このまま最後まで書いてもらいましょう。
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水晶が砕けた瞬間、地下室に満ちていた霧がひときわ強く渦を巻いた。
けれど、それは破壊ではなかった。
むしろ、封じられていたひとつの夢が、ゆっくりと現実に還っていくような、静かな解放の瞬間だった。
白い光の中、少女が立っていた。
長い黒髪が霧に溶け込むように揺れ、制服のリボンがゆっくりと揺れる。
彼女はまだ目を閉じたままだったが、静かに息をしていた。
「……生きてる……!」
くるんが小さくつぶやく。
みらんは一歩前に出ようとしたが、足が止まった。
——知っている。絶対に、この子を知っている。
胸の奥に、懐かしい音が響く。
風の音。紙飛行機の舞う音。そして——
「……あの日、約束したんだ」
みらんがぽつりとつぶやいた。
「“また春が来たら、一緒に桜の下で夢を見よう”って。俺が、言ったんだ……」
少女が目を開ける。
その瞳は、まるで星のように淡く、揺れていた。
「……みらん……くん?」
彼女の声は、はじめはかすれていたが、やがて確かな輪郭を取り戻す。
「やっと……見つけた……ね」
みらんの目に涙が浮かんだ。
その姿を見ていたくるんも、ゆっくりと前に出た。
「……あなたの名前、教えてくれる?」
少女はくるんを見て、少しだけ首をかしげた。
「あなたは……夢語りの子? 昔、お話してくれたよね……」
「え?」
「紙飛行機のお話。忘れないでって、わたしに言った。
あなたも、みらんくんと同じ……大切な、約束をくれた人だった」
くるんの心の奥に、どこか懐かしい旋律が流れた。
——彼女の夢を、覚えている。けれどそれは、自分の夢でもあった。
「……わたしも……この学園に来たのは、あなたを探すためだったの?」
少女はゆっくりと頷いた。
「わたしの名前は——ソラ。
ふたりとも、わたしと“夢の交換”をしてくれた。
みらんくんは“記憶”を、くるんさんは“物語”を。
だから、わたしはこうして戻ってこれたの」
ソラの言葉に、みらんとくるんは沈黙した。
その記憶は確かに彼らの中にあったが、断片的で、夢のように揺らいでいた。
すると、背後で校長が静かに口を開いた。
「……ソラさんは、夢を集めるために生まれた“媒体”でした。
人々の失われた夢を集め、形にするために、この学園とともに存在していた。
だが、夢の総量が限界を超えたとき、彼女は自我を持った。
そして、“夢を持つ者”としてのあなたたちと出会った」
「だから……彼女は自分の夢を守るために、眠りについた」
くるんが続ける。
「そして……わたしたちの中に、彼女の夢が移ったんだ……」
校長はゆっくりと頷く。
「星霧とは、夢と記憶の暴走を抑えるための防衛装置にすぎません。
しかし、君たち三人の繋がりが揃った今——星霧はもう必要ない。
すべての夢は、記憶とともに還る場所を得た」
すると、広がっていた星霧が、ソラのまわりをゆっくりと旋回し始めた。
ひとひら、ふたひら。
霧の中から、たくさんの星の欠片が舞い上がってくる。
それらは夜空へ還り、空に新たな星座を描くようにきらめいていた。
ソラがふたりに向き直る。
「わたし、もう一度……みんなと一緒に夢を見たい。
今度は、失うんじゃなくて、“覚えていられる”夢を」
みらんがそっと手を伸ばし、ソラの手を取る。
「……ああ。今度は、忘れない」
くるんも、彼らの手に自分の手を重ねた。
「じゃあ、また始めよう。わたしたちの夢を」
そして——
三人の手が重なったその瞬間、学園の空に最後の星霧が舞い上がり、
永遠の夜は、ゆっくりと明けていった。
エピローグがまだですが、分量が多くなってしまったので今回はここで区切ろうと思います。
個人的にはCopilot版の方が文章が読みやすかった気がします。
半面、ChatGPTはSFっぽさなど様々な要素を取り入れていたのでよみごたえを意識するならChatGPTにお願いするほうが良いのかなと思いました。
皆さんもAIに小説を書いてもらうときはぜひこちらを参考にしてみてください。