これまでOpenAIといえば、ChatGPTに代表されるクローズドなモデルばかりでしたが、今回は違います。
誰でも無料でダウンロードして、自分のパソコンで動かせるAIモデルを公開したんです。
電気代だけで割と高性能なAIを使い倒せちゃうのは、夢がありますね。
gpt-ossには、「gpt-oss-120b」と「gpt-oss-20b」という2つのモデルが用意されています。
gpt-oss-120b
gpt-oss-20b(軽量版)
簡単に言うと、「必要な部分だけを動かして、メモリを節約する賢い仕組み」を使っているんです。だから、少ないメモリでも高性能を実現できているんですね。
OpenAIの発表によると、gpt-oss-120bは既存のo4-miniと同等かそれ以上の性能を発揮しているそうです。
特に注目すべきは:
無料で使えるのに、有料モデル並みの性能が出せてしまうのは素直にすごい。
OpenAIは安全性にも注意を払っているようです。
さらに、賞金総額50万ドルのRed Teaming Challengeも開催して、さらなる安全性の向上を図っています。
これまでクローズドなモデルにこだわってきたOpenAIですが、低コストと高いカスタマイズ性を求める開発者の間でオープンモデルの需要が高まっていたことが背景にありそうです。
共同創業者のグレッグ・ブロックマン氏は「アクセスの障壁を下げれば、イノベーションは加速するものです。開発者や企業にハッキングの機会を与えれば、きっと驚くべきことを実現するでしょう」と語っています。
しかも、ノートPCやスマートフォンでも動くという手軽さ。これからどんな面白いアプリケーションが生まれるのか、とても楽しみですね!