今回はLinuxのマウント、アンマウントについて二回に分けてお話したいと思います。
マウントとは・・・あるファイルシステムに別のファイルシステムを組み込み、
全体として一つのファイルシステムとして扱えるようにすること
まずファイルシステムの情報は/etc/fstabファイルに記述されています。
<例>
① ② ③ ④ ⑤⑥
/dev/sda1 /boot ext3 defaults 1 2
/dev/sda2 /usr ext3 defaults 1 2
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①デバイスファイル名
デバイスファイル名またはラベル、UUIDを指定。
②マウントポイント
ファイルシステムのマウント先を指定。
※マウントポイントは、ファイルステムを接続するためのディレクトリ
③ファイルシステムの種類
ファイルシステムの種類を指定。
④マウントオプション
マウントする際に必要となるオプションを指定。
⑤dumpフラグ
上記"1"の場合、dumpコマンドによるバックアップ対象。
通常ファイルシステムがext2/ext3であれば"1"、そのほかは"0"を指定
⑥ブート時にfsckがチェックする順序
Linux起動時にfsckがチェックする順序を0.1.2・・・で指定。
※"0"の場合、チェックされない
上記「/etc/fstab」ファイルで定義されたパーティションは、システム起動時に自動的にマウントされるものになるため、
自動でマウントさせたい場合は、このファイルを編集する必要があります。
次回は、手動でのマウントについてお話していきたいと思います。