AIが普及し企業や行政までに大きく影響を及ぼしつつある今の時代、自分たちはAIが嫌いだから関わらないという選択肢を取ることは、この先は不可能であると思う。
実際に行政の方でも大いに期待され、政策をAIに任せようという声は上がっている。
僕は「AIが発達すると店員や運転手など機械が代替えできる職業からなくなる」「芸術や新しいものを作り出すもの職業はなくならない」と言われてきた。
しかし10年たってもコンビニには「店員」がいるし、通販サイトで買ったものは「ドライバー」が届けてくれる。
ネットを覗けば生成AIで描かれた「絵」が沢山並んでおり、AIに「小説を書かせてる人」だっている。
政策面をAIに任せるより先に、裁判をAIに任せる時代が来るかも知れない。
果たしてただの逆張りでしょうか?
話は変わって僕の一番好きなドラマは「リーガル・ハイ」という作品です。
無敗弁護士と朝ドラ主人公弁護士の物語でコミカルとシリアスな展開が面白いので見てほしい。
そのドラマでで「法は決して万能ではない。その不完全さを補うのは何か?人間の心だ。法を犯すのも人間、裁くのも人間だからだ。多くの人々の思いに寄り添い、法と言う無味乾燥なものに血を通わせることこそが、正しい道を照らす。」との発言がある。
実際、AIに情状酌量や心神喪失など人間の心を理解できるのかという意見も大いにある。
人間の心は人間にしかわからないものなのか?
話が大きく脱線してしまいましたが、2023/05/18 東京大学安田講堂にてAI法廷という試みがなされた。
架空の事件を元に、検察官と弁護人、被告人は人間が務め、裁判官を「ChatGPT」が務めた。
審理中はスクリーンに「AI裁判官」が映し出され、合成音声で証人などに質問をした。
一時間後、判決理由と共に判決が言い渡された。
判決が言い渡される前に取ったアンケートでは「有罪」が305人、「無罪」が559人とそこそこ分かれる裁判だった。
詳しくはこちらから
ChatGPTが裁判官?AIに裁かれる未来、受け入れますか|NHK
またこのような研究もある。
AIを補助に使うのか全面的に使うのか、AIに調査させるのは人道的か、そもそもAIをどこまでの人が指示しているのかなど課題が残る結果だった。
しかし、この研究で気になったのは裁判の比重をどのように決めるのかという点。
単に公平性を求めるのか、それとも模倣犯や同じような犯罪をなくす事を求めるのかによって判決が変わることもあると思う。
それにAIは対応できるのかというのも気になる点ではある。
技術があっても導入されるかは別問題である。
皆がそれを求めないと実現しないが、技術面においてはすぐそこまで来ている。
もしよろしければ、ご意見をお聞かせください。
以上いかがでしたでしょうか。
拙い文章でしたがご覧いただきありがとうございました。