今度は組織全体の外部送信数制限について発表がされました。
https://jpmessaging.github.io/blog/introducing-exchange-online-tenant-outbound-email-limits/
これは4月から順次リリースされて1か月ですべてのテナントでリリースされる予定となっています。
(3月リリース予定が発表されてすぐに延期されたので、また伸びる気はしますが)
目安についても記載がありますが、1,000ユーザーの組織でおおよそ74通/人なので、メール送信が多い業務形態では利用方法を注意しないといけないですね。
BtoC企業でバルクメールをExchange Online経由で送るような使い方はできなくなりそうです。
(というよりこの使い方でリソースを圧迫する利用者が多かったのかな。。。と勘ぐってしまいます)
組織の上限は、以下の計算式で求められるようです。
500 * (Exchange Onlineライセンス数 ^ 0.7) + 9500
目安の表にはない300ユーザー(中小規模向けライセンスの上限)の最大数をPowerShellを使って計算してみましょう。
PowerShellでは四則演算と同じような記述はできないので、mathクラスを使います。
300ライセンスだと36,599通が上限となりました。
1ユーザーあたり122通です。
Exchange Onlineを使っていて外部送信が多い組織は、リリース前に直近の外部送信数と組織の上限数を確認しておいた方がいいですね。