・クラウドストレージは、インターネットを介してクラウド上でファイルを共有、保管するオンラインサービスです。
・NASは、社内LANをはじめとするネットワーク経由でアクセスする記憶装置です。
社内に機器を設置してデータを保存できる点が、クラウドストレージとの大きな違いです。
◆クラウドストレージのメリット
①必要な時に容易に容量を増やせる
容量に応じた複数の料金プランが用意されています。
そのため、ユーザーの状況に合わせて必要なときに必要な分だけ、スケールアップやスケールダウンが可能です。
空き容量が不足した場合も、NASのようなハードウェアの買い替えや増設は不要で、簡単な手続きにより、適宜ストレージ容量を追加できます。
②セキュリティリスクの懸念はあるが、社外からでもアクセスできる
③BCP(事業継続計画)対策向けの設備が整っている。
クラウドストレージのデータは、災害に強い複数のデータセンターで分散保管されています。
そのため、災害時にもデータ消失のリスクを低減できます。
◆NASのメリット
①自社内にデータを保存できる
自社内にデータを保存し、社内LAN環境のため、クラウドストレージに比べて外部に情報が漏れやすい。
②運用面でのコストがかからない
初期費用や、機器の買い替えなどによる費用は発生するが、月額料金は発生しないため、ランニングコストはかからない
◆参考文献