Linuxでプロセスの優先度を確認するコマンドについて記載します。
「ps -l」コマンドまたは「top」コマンドを使用することで、「NI」項目が表示され、現在のシェルで実行中のプロセスの優先度を確認できます。
NIは優先度をnice値で表示し、小さな値ほど優先度が高いことを表します。nice値は-20~19で定義できます。優先度の高いプロセスは多くのCPU時間を割り当てられます。
topコマンドは、前回の更新から現在までの間でCPU使用率(%CPU項目)の高い順に、周期的にプロセスの情報を表示するコマンドです。更新の周期はデフォルトで3秒ですが、-dオプションで変更できます。2秒間隔は「-d 2」、1.5秒間隔は「-d 1.5」と指定します。
オプション
-d 秒数・・・更新の間隔を秒単位で指定
-n 数値・・・表示の回数を数値で指定
出典
LPICレベル1スピードマスター問題集, Version5.0対応, 101試験, 102試験対応
有限会社ナレッジデザイン 山本道子・大竹龍史 著