こんにちは。
今回もLinuxのリダイレクトについて解説します。
中でも今回は、「標準入力」、「標準出力」、「標準エラー出力」を中心に扱います。
よろしければ、前回の投稿(9/4投稿)もご確認ください。
① 標準入力
プログラムが使うデータの読み込み元を指します。
デフォルトでは、ユーザーがキーボードで入力したデータを標準入力と呼びます。
② 標準出力
プログラムが使うデータの出力先を指し、「1」で表記します。
デフォルトでは、ディスプレイに表示されるものを標準出力と呼びます。
③ 標準エラー出力
プログラムが使うデータのうち、エラーの出力先を指し、「2」で表記します。
デフォルトでは、ディスプレイに表示されるエラーを標準エラー出力と呼びます。
以上のことを踏まえて、具体例を記載します。
・top 2> test.txt
「top」コマンドの標準エラー出力を「test.txt」へリダイレクトします。
なお、標準出力のリダイレクトを行う場合は、「1」を省略し、「>」のみで表すことができます。
・top > test.txt 2>&1
「top」コマンドの標準出力と標準エラー出力をまとめて「test.txt」へ保存します。
「2>&1」はよく利用されるため、テンプレートとして暗記することをおすすめします。
参考サイト
知っておくとちょっと便利!標準入力・標準出力・標準エラー出力について | SIOS Tech. Lab