LANケーブルのコネクタを自分で付けられると、配線時に適切な長さのLANケーブルを用意できる、
使用中のLANケーブルのコネクタ破損を再配線せず直せる等、設備の余剰を省けることがあります。
1. LANケーブルの被膜を切る

被膜内の8本の銅線をコネクタに差し込むため、被膜を少し切ります。
この作業は、皮むきとも呼ばれます。
この時、銅線の露出が多すぎると完成時にコネクタから銅線がはみ出し、銅線がむき出しになることがあります。
被膜内に銅線以外のひもや骨が通っている場合は、露出部のみ切ります。
2. 4対のよりをほどく
1.の右図のように、被膜内では8本の銅線が2本1対でよられています。
コネクタには銅線1本ずつにそれぞれ差し込む場所があるため、よりをほどきます。
3. 銅線を並べ替える
銅線の並びは以下のように、A配線とB配線の2種に分類されます。
一般に使用されるのは、B配線です。
4. 3.の並びが崩れないように、銅線をコネクタに差し込む

この時、差し込んだ銅線がコネクタの先端まで届いていることを確認します。
5. コネクタを締める

かしめ工具を使用します。
この作業が不十分だと、コネクタからケーブルが抜ける、被膜がずれて銅線がむき出しになる等の不具合が出ます。
右図の赤丸のように、ケーブルがコネクタに留められた状態になります。
6. 反対側のコネクタをつける
この時、両端をA配線、またはB配線でそろえるとストレートケーブル、
片側をA配線、反対
側をB配線にするとクロスケーブルになります。
7. 導通確認
チェックツールを用いて、8本の銅線が正しく配線されていることを確認します。
導通が確認できない場合、コネクタ部分を切り落とし1.から再度やり直しです。