概要:
■原則としてブロードキャストを利用
DHCPは以下の手順でIPアドレスやその他のパラメータを構成します。このときの宛先としてブロードキャストIPアドレスが使われます。
1.クライアントがDHCPサーバを発見するための要求を送信(DHCP Discover)
2.DHCPサーバがクライアントにIPアドレスを提示(DHCP Offer)
3.クライアントがIPアドレスを選択し、DHCPアドレスを提示(DHCP Request)
他のサーバに対するDHCP Offerを受信したDHCPサーバは提示したアドレスが採用されなかったDHCPサーバの提示を取り消します。DHCPサーバとの通信はブロードキャストが使われるので、他のサーバも傍受できます。
4.DHCPサーバがクライアントに対してオプションを送信し最終確認(DHCP Act)
オプションには、DNSサーバのアドレスが含まれます。
説明:
DHCPサーバが割り当てるIPアドレスには有効期間が設定されます。
DHCPクライアントは、有効期間が過ぎた段階で有効期間の延長を要求します。
DHCPサーバが応答しないなどの理由で延長できない場合でも、有効期間が満了するまでは
そのIPアドレスを使い続けることができます。