Windows展開サービス(WDS)について説明します。
Windows 展開サービス(WDS)を使うことで、ベアメタルサーバー(購入したばかりで、OSがインストールされていないサーバー)に対して、Windows Serverを簡単にセットアップできます。
その際に、独自のアクセスプリケーションやドライバを組み込むことも可能です。
1. WDSサーバーを構成
WDSを構成します。WDSにはActive Directoryが必須です。
2. 参照サーバー(基準サーバー)を用意し、これから新しく展開したいサーバーに必要な設定を行います。その後、SYSPREPを実行し、サーバー固有の情報を削除します。
3. 参照サーバーのディスクの保存
参照サーバーのディスク内容をWDSに保存します。これを「キャプチャ」と呼びます。
4. 構成ファイルの作成
SYSPREPで削除した情報を設定するための構成ファイルを作成します。新しいサーバーを展開する時点で、手動設定することも可能です。
5. サーバーの展開
ベアメタルサーバーをネットワークブート(PXEブート)して、サーバーを構成します。完全に自動構成にすることも可能です。サーバーの展開作業は何度でもできます。