フェールオーバー概要
■複数のサーバーで単一のサービスを提供
■データを保存するための共有ディスクを配置
「フェールオーバークラスタ」は、WSFC(Windows Server Cluster)と呼ばれています。フェールオーバークラスタは、最大16構成まで拡張でき様々なサービスの可用性を向上させることができます。
フェールオーバークラスタには、複数の構成方法がありますが、最初に実用化されたのが共有ディスク構成です。共有ディスク構成の場合、フェールオーバークラスタを構成する各サーバー(ノード)は、iSCSIやファイバチャネルなどを使用してデータディスクを共有します。ただし、共有ディスクの使用権は排他的で、ある時点では1台のノードのみが共有ディスクを使用できます。そのため、システムディスクを共有することはできません。またフェールオーバークラスタ上のサービスは、クラスタ内の1台のみで提供されるため、ノードを追加しても性能は向上しません。ただし、異なるサービスを同時に提供することは可能です。
フェールオーバークラスタは、ディスクを共有せずにフェールオーバークラスタを構成することも可能です。