静的リンクと動的リンクについてご紹介します。
【静的リンク】
静的リンクとは、プログラムの実行に必要なライブラリやモジュールなどを、実行ファイル本体の内部にすべて連結しておくことを指します。
プログラムのコンパイル(プログラムのソースコードを機械が分かる言葉に翻訳すること)時に、ライブラリコードを実行可能ファイルに直接組み込むことにより、単一の独立したファイルとして動作することができます。これにより、システム環境の違いによる互換性の問題が軽減されるというメリットがあります。
【動的リンク】
動的リンクとは、プログラムの実行に必要なライブラリやモジュールなどを、実行時に連結して起動することを指します。コンパイル後の実行ファイルには、ライブラリ自体のコードは含まれておらず、共有ライブラリをロードし呼び出す処理が含まれています。
動的リンクは、ライブラリ自体のコードが含まれないため、静的リンクよりもファイルサイズが小さくなるのがメリットです。
参考サイト
静的リンクとは?意味をわかりやすく解説 – trends (codecamp.jp)
静的リンク(スタティックリンク)とは - 意味をわかりやすく - IT用語辞典 e-Words