ARP(Address Resolution Protocol)
IPアドレスからMACアドレスを調べるためのプロトコル*¹。OSI参照モデル*²の第2層であるデータリンク層*³における通信ではIPアドレスではなくMACアドレスをもとに通信を行うため、IPアドレスがわかっていてもMACアドレスがわからない場合にはARPが必要となる。
*¹プロトコル:ネットワークを通じてコンピューター同士が通信するときの決まりごと。
*²OSI参照モデル:ネットワークの複雑な仕組みを7階層に分けて整理した世界基準のルール。
*³データリンク層:直接接続している機器同士の通信に関する定義。
ARPの仕組み
IPアドレスをもとにARPリクエスト(ARP要求)を行い、同じネットワークにいるすべてのコンピューター宛てにMACアドレスを要求する。その後、ARPリクエストの内容とIPアドレスが一致するコンピューターだけがARPリプライ(ARP応答)をすることによりMACアドレスがわかる。
【参考】
・ARPとは?IT初心者向けに分かりやすく3分で解説【ネットワーク】 | ビズドットオンライン (it-biz.online)
ARPとは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典 (i-3-i.info)
・OSI参照モデルとは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典 (i-3-i.info)
・データリンク層【OSI参照モデル】とは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典 (i-3-i.info)