TCP/IP ~インターネット層のプロトコル~
今回はTCP/IPインターネット層のプロトコルについて、紹介いたします。
IP
Internet Protocolを略して、IPと呼ばれます。
インターネットを使用してデータを目的の機器に届ける方法を定めたプロトコルになります。
IPでは、以下の3つのルールを定めています。
コンピュータを一意に特定する仕組み
・・・IPアドレス
データを送信する仕組み
・・・ルーティング処理
・・・パケット交換方式
ARP
Address Resolution Protocolを略して、ARPと呼ばれます。
IPアドレスからMACアドレスを取得する役割を持ち、以下の二つのパケットを用います。
ARPリクエスト
MACアドレスを要求するパケット。
ローカルネットワーク内にブロードキャストする。
ARPリプライ
ARPリクエストに対する応答。
ARPリクエストのIPアドレスと一致しない場合は応答しない。
RARP
Reverse Address Resolution Protocolを略して、RARPと呼ばれます。
ARPとは反対に、MACアドレスからIPアドレスを取得する役割を持ちます。
電源を切るとIPアドレスが削除されてしまう機器で使用するもので、RARPサーバにリクエスト送信し、IPアドレスを取得します。
ICMP
Internet Control Message Protocolを略して、ICMPと呼ばれます。
IPを使用した通信での、エラーやその原因知りたい際に用いられるプロトコルです。
IPはコネクションレス通信のためエラーが発生した際検知することが出来ず、それを補うためにICMPが必要になります。
今回は以上となります。
参考:IPとは?(Internet Protocolとは?)ネットワーク初心者向けにわかりやすく解説 | ビズドットオンライン (it-biz.online)
ARPとは?IT初心者向けに分かりやすく3分で解説【ネットワーク】 | ビズドットオンライン (it-biz.online)
【図解】RARPとは?ネットワーク初心者向けにわかりやすく1分で解説 | ビズドットオンライン (it-biz.online)