Linuxで使用するhistoryコマンドについて記載します。
historyコマンドはコマンドの実行履歴を表示します。引数を指定しない場合、保存されている履歴をすべて表示します。引数に履歴数を表示することで新しい履歴から指定された数の履歴を表示します。
history [オプション] [履歴数]
使用するオプションを以下に示します。
オプション
-c・・・そのシェルの実行履歴を消去する
-d [履歴番号]・・・指定した履歴番号のコマンドをそのシェルの履歴から消去する
履歴を呼び出すには、シェルのコマンドラインで以下のように指定します。
キー操作
↑・・・1つ前のコマンドを表示する
↓・・・1つ後のコマンドを表示する
!!・・・直前に実行したコマンドを表示する
![履歴番号]・・・指定された履歴番号のコマンドを実行する
![文字列]・・・指定した文字列から始まる直近のコマンドを実行する
コマンドの実行履歴の保存先は、デフォルトで ~/.bash_historyが使用されます。bashのシェル変数HISTFILEのデフォルト値は~/.bash_historyです。
出典
LPICレベル1スピードマスター問題集, Version5.0対応, 101試験, 102試験対応
有限会社ナレッジデザイン 山本道子・大竹龍史 著