今回は空間コンピューティングについて記載していきます。
まず初めに空間コンピューティングとはなにか簡単に説明していきます。
空間コンピューティングとは物理空間とデジタル空間の境をなくしユーザーがその両方を同時に扱える環境のことを指します。
空間コンピューティングではセンサー、カメラ、AI、VR、ARなどを組み合わせ実現します。
詳しく説明していきます。
先ほど記載したARやVRは似て非なる技術です。例えばARは現実にデジタル情報を重ね合わせる技術です。それに対しVRは完全な仮想空間を体験する技術です。空間コンピューティングはこれらを含む概念だと思っていただければと思います。
空間コンピューティングはセンサーやカメラを利用し、リアルタイムに現実世界とデジタル情報を重ね合わせていきます。またAR、VRと違い視覚的な変化だけでなくユーザーの動きに合わせた物理的な操作が可能です。
これだけだと少しイメージがしづらいかもしれません。
個人的にイメージしやすいと思うのはSF映画を思い浮かべていただければと思います。
SF映画ではしばしば目の前の空間に映像を表示し、デバイスを使わず手の動きで操作しているシーンを観たことがあるかと思います。
それと同じようなことが可能になるのが空間コンピューティングです。
カメラ、センサー、AIを利用し空間を認識し、ユーザーの目の前の空間に映像を出したり、机の上にデジタルのキーボードを表示し入力したりすることも可能です。そのほかにもハンドトラッキングと言い手の動作を感知し操作を可能にしたり、音声、目の動きでも操作が可能になります。
この技術は主に医療やエンターテインメント、身近な点でいえば家具の配置をリアルタイムに確認したりと様々なことに応用されてきています。
今回はここまでとします。
SF映画の世界がすぐそこまで来ているのを感じますね。