今回は可用性について記載したいと思います。
可用性とは何らかの障害が発生しても安定してサービスを提供でき、ユーザーが使いたいときに問題なく利用できるかを示す指標のことです。
第三者にアクセスされない「機密性」、データの破損・改ざんのされにくさを表す「完全性」を組み合わせて情報セキュリティマネジメントにおける3要素のうち一つとなっており、品質を判断する一つの基準として用いられます。
信頼性との違い
信頼性は機器やサービスの壊れにくさを表す指標で、平均故障間隔(分)で評価し値が大きいほど信頼性が高いことになります。
可用性は使いたいときに使えるかを示す指標で、稼働率(%)で評価し値が大きいほど可用性が高いことになります。
冗長化
可用性を上げる方法として「冗長化」があります。
冗長化は、不測の事態に備えて予備を用意しておくことで、トラブルが発生した場合でも安定した稼働を維持させるという狙いがあります。
稼働させる機械を2台以上組み合わせることで、それ単体では信頼性の低い機器でも全体の可用性は高めることができます。
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