デジタル活用の促進により、業務効率がアップした一方、これまで見過ごされがちだった
セキュリティリスクが顕在化しています。
それを踏まえて提唱されているのが「ゼロトラスト」というセキュリティの考え方です。
従来のセキュリティ対策は、信頼できる「内側」と信頼できない「外側」にネットワークを分け、
その境界線で対策を講じるというものでした。
内側は社内LANやVPNで接続されたデータセンターなどが、外側はインターネットが該当します。
守るべき対象がさまざまな場所に点在するようになったことで境界が曖昧になり、
従来の考え方では十分な対策を講じることが難しくなりつつありました。
ゼロトラストでは、すべての通信を信頼しないことを前提に、
さまざまなセキュリティ対策を講じていきます。
具体的には、ネットワークの内外に関わらない通信経路の暗号化や多要素認証の利用などによる
ユーザー認証の強化、ネットワークやそれに接続される各種デバイスの統合的なログ監視などが挙げられます。
以上です。
■参考資料
ゼロトラストとは
https://www.ntt.com/bizon/glossary/j-s/zero-trust.html