今回は「固定IPアドレス」についてメリット、デメリットに分け記載していきます。
固定IPアドレスを説明する前にIPアドレスについて簡単に説明します。
IPアドレスはネット上にあるすべてのコンピューターやネットワークを区別するための数字になります。
よくインターネット上の住所のようなものと言われていたりします。
IPアドレスには様々な種類があり、固定IPアドレスはそのうちの一つだと考えてください。
通常ウェブサイトを見たりするとき、つまりネットに接続するときには空いているIPアドレスを自動的に割り振っています。
しかし、ウェブサイト、つまり接続されるサイトはIPアドレスが変わってしまうとアクセスできなくなってしまうため固定しています。
これが固定IPアドレスです。
IPアドレスを固定しておくメリットをいくつか紹介していきます。
1つは外出先から自宅のネットワークにアクセスできるようになることです。
これにより外出先から家のパソコンで作業していたファイルやデータを確認することができます。
次にIoT機器との接続になります。
ペットなどを飼っている方は家に不在時に家の中を見れるようカメラを設置している方がいるかと思います。
このカメラのように外出先から接続するのに固定IPアドレスは使われます。
次にセキュリティの向上があります。
特定の固定IPアドレス以外からの接続を拒否する設定を行うことで不審なアクセスを防ぐことが可能になります。
デメリットについても説明します。
主なデメリットはセキュリティが挙げられます。
先ほどメリットでセキュリティ向上できると記載しましたが、万が一不正アクセスにあった場合にIPアドレスを変更し逃げるといったことができなくなってしまいます。そのため正しく使えばセキュリティは向上しますがもしものことを考えておくことも重要です。
今回はここまでとします。