今回は「エッジAI」ついて記載していきます。
現在AIは大量のデータを集め、処理することができる「クラウドAI」が主流です。
それと対照的なAIが「エッジAI」です。
一言で説明すると、ネットワーク端末機器に直接搭載、内臓されているAIのことです。
詳しく説明していきます。
まずエッジとはなにかですが、ここで意味するエッジは「端」を意味し、ネットワークの端である端末機器を指します。そのためクラウドAIと違い端末機器自体がデータを処理します。
学習したデータを端末が即座に処理することが可能なため、リアルタイムな処理を求められる作業に向いています。
端末にAIが内蔵されているため常時ネットワークに接続している必要がなく、災害現場や作物の監視などネットワーク環境が困難な場で活躍しています。
メリットは様々あり、通信コストを抑えつつ、素早く処理が可能で、データをネットワーク上にアップロードしないことからプライバシーも高いものになります。ですがクラウドAIと違い大規模の処理能力には限界があるため注意が必要です。
身近な活用場面として、自動車の自動運転もエッジAIの技術が使われています。そのほかにも利用されている場面は多くあります。
またIoTの普及により、通信帯域の圧迫を避ける手段としても注目されています。
今後の進歩次第では小型端末での大規模処理ができるエッジAIが登場し今以上に普及していくかもしれません。
今回はここまでとします。
エッジAIについて記載いたしました。