こんにちは。
今回も、紛らわしく感じた二つの用語について、違いをざっくり説明していこうと思います。
この記事では「Azure Policy」と「Azure RBAC」についてまとめてみました。
どちらもAzure上で権限をコントロールするための項目です。
両者の違いは、何に対しての権限をコントロールするのかという点です。
〇Azure Policy
Azureのリソースに関する権限をコントロールします。
はじめにポリシー定義を作成し、それをサブスクリプションまたはリソースグループに割り当てて利用します。
ポリシー定義は基本的にJSON形式で作成しますが、Azure PortalからGUIベースで作成することもできます。
さらに、複数のポリシー定義はイニシアティブ定義としてグループ化し、まとめて割り当てることも可能です。
利用例)リソースの場所を東日本リージョンに限定する
作成した仮想マシンには自動的にタグを付けるようにする
〇Azure RBAC
ユーザーやグループに関する権限をコントロールします。
Azure RBACは組み込みロールまたはカスタムロールをリソースに割り当てて利用します。
組み込みロールとは、あらかじめ用意されている「所有者」や「閲覧者」などの役割のことです。
組み込みロールに適当なものがなかった場合、カスタムロールを作成することになります。
利用例)組み込みロール「閲覧者」を割り当て、リソースの書き換えを制限する
カスタムロールを割り当て、仮想マシンの稼働と停止のみを許可する
参考サイト
・Microsoft Learn
Azure Policy の概要 - Azure Policy | Microsoft Learn
Azure ロールベースのアクセス制御 (Azure RBAC) とは | Microsoft Learn
・Rworks
Azureでできるアクセス制御Azure Policyとは | クラウド導入・システム運用ならアールワークスへ (rworks.jp)