Excelの関数には2002年8月ごろから新しい関数が加わりました。
・XLOOKUP関数
VLOOKUP(ブイ・ルックアップ)関数の進化版として登場しました。「顧客コードを入力して、名前を取り出す」「品番を入力し、商品名や価格を取り出す」といった場面で活用されます。
=XLOOKUP(検索値、検索範囲、戻り範囲、[見つからない場合]
、[一致モード],[検索モード])
‣検索値(必須):どのデータで
‣検索範囲(必須):どこを検索して
‣戻り範囲(必須):どの範囲の値を取り出すか
‣見つからない場合(省略可能):検索値が見つからない場合、何を表示するか
‣一致モード(省略可能):完全一致か、近似値も検索するか(初期値):完全一致
‣検索モード(省略可能):どのような順序で検索するか(初期値:先頭から末尾)
・XMATCH関数
検索のために使用されている関数MUCH関数の進化版。
指定した範囲内で、検索したい情報を探すことに特化しているXMUCH関数は、INDEX関数などと組み合わせて「知りたい情報を検索・抽出して列記する」ことが簡単なる関数。
XMATCH関数は引数を指定して「昇順並び替え」「降順並び替え」など見やすい表示も自動に行ってくれます。
=XMATCH(検索値、検索範囲、[一致モード]、[検索モード])
‣検索値(必須):検索する値またはセル参照を指定
‣検索範囲(必須):検索する配列またはセル範囲を指定
‣一致モード(省略可能):一致の種類を指定
・0:完全一致(デフォルト)
・-1:完全一致または次に小さい項目
・1:完全一致または次に大きい項目
・2:ワイルドカード文字との一致
‣検索モード(省略可能):順序を指定
・1:先頭から末尾へ検索(デフォルト)
・-1:末尾から先頭へ検索
・2:バイナリ検索(昇順で並び替え)
・-2:バイナリ検索(降順で並び替え)
・LET関数
数値や数式に「名前」を付けられる関数
「名前」を付けた値や数式は、名前を入力するだけで再利用が簡単になります。複雑ですが、一発で呼び出すことができるので母数として頻繁に使う数値などを登録すれば作業UPになります。
=LET(name1,name_value1,calculation_or_name2,[name_value2,calculation_orname_3・・・])
‣name1(必須):最初に割り当てる名前。文字で始まる必要があり、数式の出力や範囲の構文と競争していたりしてはならない。
‣name_value1(必須):name1に割り当てられている値
‣calculation_or_name2(必須):以下のいずれか
・LET関数内のすべての名前を使用する計算。LET関数の最後の引数でなければならない。
・2番目のname_valueに割り当てられている2番目の名前。名前が指定されている場合、name_value2とcalculation_or_name3が必須。
‣name_value2(省略可能):calculation_or_name2に割り当てられる値。
‣calculatopn_or_name3(省略可能):以下のいずれかになります。
・LET関数内すべての名前を使用する計算。LET関数の最後の引数は計算でなければならない。
・3番目のname_valueに割り当てる3番目の名前。名前が指定されている場合、name_value3とcalculation_or_name4が必須です。
まだ他にもExcel新関数があるので気になる方は以下の参考文献から↓ ↓