リプレイス作業にてPostgreSQLのバージョンアップを行ったので、簡単に説明する
PostgreSQL9.2 → PostgreSQL15.4へバージョンアップ
PostgreSQLの標準コマンドにバージョンアップを実施するコマンドがある
→「pg_upgrade」
このコマンドにはコピーモードとリンクモードが存在する
コピーコマンド
・データディレクトリを新しいバージョンのデータディレクトリにコピーを行う
・容量が一時的に2倍になってしまうことに注意が必要
リンクモード
・既存のデータディレクトリとハードリンクをつなげるため高速
・同じファイルシステム上のデータディレクトリでしか行うことができない
自分が設計・構築したときはリンクモードで実施した
400GBもあったPostgreSQLでもバージョンアップ処理にかかった時間は1分程度
「pg_upgrade」の文法例は以下
pg_upgrade -d「旧データディレクトリ」-D 「新データディレクトリ」-b 「旧実行ファイル格納ディレクトリ」-B 「新実行ファイル格納ディレクトリ」
「-k」をつけるとリンクモードでの実行となる
参考URL