今回は、AWSサービスのCloudWatchについてまとめていきます。

CloudWatchとは、例えば以前紹介したEC2インスタンス等の各インスタンスの現在の状態、情報をモニタリングするサービスです。
CloudWatchは、標準メトリクスという、AWS側が管理している範囲の情報をお客様側での追加の設定なしで収集しています。

CloudWatchの特徴
・ログの収集
→CloudWatchにはメトリクスだけでなく、ログを収集する機能、「CloudWatch Logs」があります。
これは、EC2のアプリケーションのログや、Lambdaのログ等を収集することができ、EC2では、カスタムメトリクス同様に
CloudWatchエージェントをインストールして少しの設定を行うだけでCloudWatch Logsへ書き出すことができます。

・標準メトリクスの収集・可視化

→AWSがコントロールできる範囲の、AWSが提供している範囲で知り得る情報を標準メトリクスとして収集していきます。
お客様側のコントロール範囲のOS以上の情報については、AWSが勝手にモニタリングすることはなく、
EC2では、CPU使用率やハードウェアやネットワークのステータス情報が標準メトリクスとして収集されます。

・カスタムメトリクスの収集・可視化

→例えばEC2では、メモリやアプリケーションのステータスなどOS以上の範囲、およびお客様がコントロールしている範囲については
標準メトリクスとしては収集されません。
これらの情報は、CloudWatchのPutMetricData APIを使用してCloudWatchへメトリクスを書き込むプログラムは
CloudWatchエージェントとして提供されているので、EC2へインストールするだけで使用できます。

以上になります。