レプリケーションオプション6つのうち4つ(LRS・ZRS・GRS・RA-GRS)を以前の投稿で記載いたしました。
残りの2つ(GZRSとRA-GZRS)のレプリケーションオプションについて記載いたします。
・geoゾーン冗長ストレージ(GZRS)
ZRSとGRSを組み合わせたようなオプション。
選択したリージョンの3つの可用性ゾーン間でデータが同期的にコピーされて3つ保持される。(ZRS同様)
その後、ペアとなるGRS同様コピーされるので、結果的に6つのディスクで同じデータが保持される。
別の可用性ゾーンのデータセンター上にコピーされたデータを引き続き使用可能。
プライマリーリージョン全体に影響する障害が発生した場合も、セカンダリリージョン内で保持されているデータを使用可能。
☆GRSとの違い
プライマリリージョンでのデータのレプリケーション方法が違います。
・読み取りアクセスgeoゾーン冗長ストレージ(RA-GZRS)
GZRSと同様にプライマリリージョンとセカンダリリージョンのそれぞれでコピーが行われ結果的に6つのコピーが維持される。
☆GZRSとの違い
GZRS:セカンダリリージョンを平常時はアクセス不可
RA-GZRS:セカンダリリージョンを平常時でも読み取りアクセス可能
☆まとめ
6つのレプリケーションオプションがあり、
・対応可能な障害の範囲、
・保持されるデータコピー数
・平常時におけるセカンダリリージョンへのアクセスが可能かどうかなどが異なります。
以上になります。