グループポリシーオブジェクト(GPO)について調べましたので記載いたします。
☆GPOとは
・Microsoft Entra ID (Windows Active Directory)環境において、組織内で一元的に管理することができる設定のことです。
具体的に「アクセス権限の管理」「セキュリティポリシーの設定」「ネットワークリソースの管理」「ソフトウェアのインストール」などの設定を行うことができます。
・ドメインで管理しているユーザーやコンピューター・アプリケーションにおけるシステムを一元的に管理する機能を「グループポリシー」と呼び、設定したポリシーをまとめて「グループポリシーオブジェクト(GPO)」と呼びます。
☆役割
・セキュリティポリシーの一元管理
・システム設定の標準化
・アプリケーションソフトの自動インストール
・ユーザーのデスクトップ環境のカスタマイズ
☆メリット
・使用環境を制御することで、情報漏洩やウイルス感染リスクを低減しセキュリティ面の強化につながります。
・コンピューターを便利に効率よく使用するための環境を設定することができます。
☆設定方法と運用の注意点
1.GPOの設定
※Microsoft Entra ID環境内でグループポリシーオブジェクトを作成する必要があります。
GPMCを起動し、新しいGPOを作成後、必要なポリシー設定を行います。
ポリシー設定:コンピューター構成とユーザー構成の2つに分けられる。
2.GPOの適用
OU(Organizational Unit)ごとにGPOを作成・適応する。
※OU内に属するユーザーやコンピューターに対してGPOが適用されます。
GPOを確認する際は、コマンドプロントより「gpresult」コマンドを入力することで実行できます。
3.GPOのトラブルシューティング
GPOの設定が反映されない・エラーが発生するなどのトラブルが起こる場合は、イベントログやグループポリシー診断などのツールを活用しトラブルシューティングを行いましょう。
以上になります。
参考URL:グループポリシーオブジェクト(GPO)とは?その役割と活用法 | THE SIMPLE (the-simple.jp)
GPOの基本:グループポリシーオブジェクトの設定と運用 | THE SIMPLE (the-simple.jp)