今回は、サブネット・サブネット化についてまとめます。
■サブネットとは
まず、サブネット(サブネットワーク)についてですが、
その言葉のままの意味で、ネットワーク内のネットワークを指します。
サブネット化により、ネットワークをより効率的にすることが可能です。
ネットワークトラフィックは不要なルーターを通過せずとも、
短い距離を移動して宛先に到達することができます。
ネットワークが別のネットワークからデータパケットを受信すると、
パケットが宛先に向けて非効率的なルートを取らないように、
サブネットごとにパケットを分類してルーティングします。
例えば、
IPv4アドレスの
クラスBの割り当てを受けると65,536個のアドレスを利用できます。
しかしこれを単一のネットワークで運用することは非効率で難しいです。
実際には複数の小さな塊ごとに分割しネットワークを構成することをサブネット化と呼びます。
(例:256アドレスずつ256個のブロックに分割)
※
IPv4アドレス
→インターネットなどで用いられるIPのバージョン4(IPv4)における機器の識別番号(アドレス)。
※
クラスB
→クラスBアドレスは 128.0.0.0~191.255.255.255 の範囲にあり、先頭のビットが「10」で始まることで識別される。
■サブネット化が必要な理由
IPアドレスの構築方法により、
インターネットルーターはデータをルーティングするために適切なネットワークを簡単に見つけることができます。
しかし、上述したクラスBのように65,536個のアドレスが利用できるため、
データが適切なデバイスを見つけるまでに時間がかかることがあります。
このような場合にサブネット化を行います。
IPアドレスをデバイスの範囲内で使用するために限定化します。
■参考文献
・
「サブネットとは?| サブネット化の仕組み」
・
「IT用語辞典 / サブネット 【subnet】 サブネットワーク / subnetwork」