今回は、Microsoft Copilotについて調べたのでまとめます。
■Microsoft Copilotとは
Copilotを直訳すると「
副操縦士」ということから、
「Microsoft Copilot」はユーザーや製品をAIで支援してくれるサービスです。
Microsoft Copilotの中でもひと際便利そうと感じたものが、
「
Microsoft Copilot for Microsoft 365」です。(認識がずれていたらすみません)
文書作成・メール作成・資料作成などの業務で欠かせないツールとなっているMicrosoft365ですが、
こちらにAIが導入されることで業務にどのような変化をもたらすのか以下に記載します。
■Microsoft Copilot for Microsoft 365とは
OpenAIの
GPT-4をベースにした大規模言語モデル(LLM:Large Language Model)を、
Microsoft365(Word、Excel、PowerPoint、Teams、Outlookなど)に組み込み、
組織内のチームやメンバーの生産性の向上や効率化を改善するためのツールです。
※OpenAI:人工知能研究所のこと。人類全体に利益をもたらす形で友好的なAIを普及・発展させることを目標に掲げ、
AI分野の研究を行っている非営利団体です。
※GPT-4:ChatGPTのAPIである「GPT-3.5」の進化版です。「4」は「3.5」と比較して、
様々な点において制度やパフォーマンスが向上しています。
■Microsoft Copilot for Microsoft 365 の特長
①Microsoft 365のツールに統合されたシームレスな利用
上述した通り、M365に統合されたツールとして日常的に活用するツールで利用可能です。
②大規模言語モデル(LLM)とビジネスデータの安全な接続
より正確で信頼性のある回答を得ることが可能です。
③ChatGPTのように自然言語でリアルタイムかつ正確な回答
情報を素早く取得することができ、作業の効率化につながります。
④安全なデータ保護
自社のデータをしっかりと守り、情報漏えいのリスクを軽減することができます。
⑤Microsoft製品間の横断的な作業に対応
異なるアプリケーション間での情報共有がスムーズにできます。
■代表的な使い方
①Teams
Teams会議にて
・誰が何を言ったのか
・どこで意見が一致しているのか、相違しているのか
・主要な議論のポイントの要約
上記をリアルタイムでアクションアイテムの提案が可能です。
②Word
プロンプトを入れると最初のドラフト(透かし)が提供されるため、
執筆や編集、調整にかかる時間を節約できます。
作成者として常にコンロトロールできるため、独自のアイデアを推進し、
Copilotに要約や書き直し、フィードバックの景況を促すことが可能です。
③Excel
トレンドやデータを分析し、プロフェッショナルな外観のデータ視覚化を数秒で作成できます。
例)
・表→折れ線グラフ など
④PowerPoint
過去に作成したドキュメントから関連コンテンツを追加して、
シンプルなプロンプトで質のいいプレゼンテーションを作成できます。
また、OpenAIの画像生成ツールDALL-E 2も統合されるため、
PowerPoint上でカスタム画像の作成を依頼できるようになります。
⑤Outlook
長いメールスレッドの要約から、返信の下書きまで、
ユーザがより効果的なメールを作成することができます。
数分で受信トレイのメール処理が行えるようになります。
■参考文献
OpenAIのGPT-4とは?ChatGPTの進化版について解説!
マイクロソフトの「コパイロット」とはなにか OpenAIとの依存と共生
Microsoft Copilot for Microsoft 365 とは?特長や使い方を分かりやすく解説