今回は、「プロトコル」についてまとめたいと思います。

■プロトコルとは
 デバイス間で通信を効率的に行うための「取り決め」や「規約」のことです。
 具体的にはデータの送受信の方法やデータの形式、エラーの処理の手法など、
 通信に関する詳細な手順やルールを定めていています。
 プロトコルが存在しないとお互いにデータを交換したり、ファイルを連携したりなどの通信を行うことができません。

■プロトコルスタックとは
 インターネットをする際に、「TCP」「IP」「HTTP」など、
 複数のプロトコルに従った通信をすることで、初めてインターネットが使用できます。
 これらの通信プロトコルの集合体、
 その通信を行うために必要な通信プロトコルをひとまとめにしたものを「プロトコルスタック」といいます。
 
■プロトコルの種類
 プロトコルには数多くの種類があります。
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 ・TCP/IP (Transmission Control Protocol/Internet Protocol)
  →インターネットの基盤となるプロトコルで、通信の確立やデータの送受信を担当しています。
 ・TCP (Transmission Control Protocol)
  →データの確実な送信を保証する通信規格です。
 ・IP (Internet Protocol)
  →IPアドレスを使って相手先を特定する仕組みです。
 ・HTTP (Hyper Text Transfer Protocol)
  →ウェブブラウジングやフォームからの問い合わせに使用されるプロトコルです。
 ・FTP (File Transfer Protocol)
  →ファイル転送に利用されるプロトコルです。
 ・SMTP (Simple Mail Transfer Protocol)
  →電子メールの送信に使用されるプロトコルです。
 ・POP3 (Post Office Protocol version 3)
  →電子メールの受信に使用されるプロトコルです。
 ・IMAP (Internet Message Access Protocol)
  →電子メールの受信と管理に使用されるプロトコルです。
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■コンピュータ間で通信するためには？
 同じ通信プロトコルを使用する必要があります。
 例えば、【コンピュータA】がTCP/IP対応の通信プロトコルを使用している場合、
 【コンピュータB】もTCP/IPプロトコルを使用していないと、
 プロトコルが異なるため相互に通信できません。
 
 人間同士のコミュニケーション言語と同じイメージです。
 ×日本語⇔英語
 〇日本語⇔日本語

■参考文献

「ネットワークエンジニアとして / CCNAイージス / ネットワーク基礎とOSI参照モデル」

「「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典」