今回はAD等のNTPサーバのソースが「VM IC Time Synchronization Provider」になっている際に、
別のNTPサーバを参照する方法を共有します。
①以下のコマンドを実行し、コマンド実行時点での時刻同期の状態を確認します。
w32tm /query /status
※『ソース:VM IC Time Synchronization Provider』となっているのは、
AD上のNTPサーバがローカルPCのシステム時刻と同期していることを示しています。
②以下を検索欄にて検索し、「サービス」を開きます。
services.msc
③「サービス」の画面が表示されていることを確認します。
④「Hyper-v Time Synchronization Service」をダブルクリックします。
⑤「サービス」が「実行中」であることを確認し、「停止」をクリックします。
⑥「サービスの状態」が「停止」になったことを確認します。
⑦NTPサーバとして設定したいサーバのIPアドレスもしくはホスト名を調べ、
以下のコマンドを実行します。
※例ではNICTサービスのNTPサーバに向き先を変更していますが、
太字の箇所は向きを変更したいNTPサーバに読み替えて実行してください。
w32tm /config /manualpeerlist:ntp.nict.jp,0x8 /syncfromflags:manual /update
⑧以下のコマンドを実行し、時刻同期を行います。
w32tm /resync
⑨再度以下のコマンドを実行し、時刻同期の向き先が変更されているか確認します。
w32tm /query /status
サービスの停止(同期解除)を行わずに以下のコマンドを実行しても、
ソースが変更されず、調べた結果サービスの停止が必要だということが分かりました。
本番環境で実施すると、業務に支障が出るため、検証環境で実施することをお勧めします。
w32tm /config /manualpeerlist:ntp.nict.jp,0x8 /syncfromflags:manual /update
◆参考URL
https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/1207/12/news146_3.html
https://glodia.jp/blog/6486/