可用性ゾーンと可用性セットについて調べましたので記載いたします。
そもそも可用性とは、システムが継続して稼働する能力を指します。
下記に可用性ゾーン・可用性セットについて違いをまとめました。
☆可用性ゾーン
・Azureが提供する物理的なデータセンターの独立した場所を指します。
火災など大きな障害が発生した場合でも、サービスを継続的に提供できるようにする仕組みです。
・データセンター単位でリソースを冗長化できるのが特徴です。
・複数の可用性ゾーンにリソースを設置できるので何かしら問題が発生した場合、別のゾーンが処理を引き継ぎシステムの停止を防ぐことが出来ます。
・仮想マシンの作成時に配置場所を自分で指定する必要があります。
・2台以上の仮想マシンを2つ以上の可用性ゾーンに展開すると、99.99%の可用性がSLAとして保証されます。
☆可用性セット
・リージョン内で日常的に起きているハードウェア障害に備えて、手軽な可用性セットがあります。
・全リージョンで使用可能です。しかし、可用性ゾーンとの併用は出来ません。
・複数の仮想マシンを同一の可用性セットに登録するだけで、場所を明示しなくても自動的に適切な場所に分散設置してくれます。
・アプリケーションやデータを物理サーバーなどのハードウェア障害から保護できます。
しかし、データセンター全体の障害からは保護することはできません。
以上になります。
URL:Azureの可用性ゾーンとは?可用性セットの違いや冗長化の方法を解説 | ビジネス継続とITについて考える (sios.jp)